検車場レポート
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| 加倉 正義 福岡 68期 |
前受けの河端朋之は赤板過ぎに6番手まで車を下げる。打鐘で先頭の田中孝彦がペースを緩めると中団の柿澤大貴が4コーナーから反撃に出る。河端は柿澤ラインを追う形でまくり上げると2コーナー過ぎに逃げる柿澤を捕える。ラインで出切ると別線を突き放して最後は番手の加倉正義が差し切った。
「めちゃくちゃキツかった。でもいい点がふたつあった。ひとつは6番（谷津田将吾）が切り替えずに後ろにいたこと。もうひとつは5番（柿澤）が仕掛けて隊列が一本棒じゃなくなったこと。一本棒だったらきつかったと思うよ。千切れなければいい勝負ができると思っていたけど、コーナーでの感覚とかは久々に味わった感じですね」
河端朋之は別線を完封するまくりでラインを上位独占に導いた。
「5番に付いていくよな感じで仕掛けていった。後ろを気遣って2コーナーとかは外々を踏んでいった。粘れると思ったけど、バックの風もキツかったですね。初日みたいに無理矢理仕掛けるとダメだけど、自分のパターンに持ち込めれば勝てると思う。1着が欲しいですね」