検車場レポート
阿竹 智史 徳島 90期 |
初手中団になった松本貴治は上昇してきた石塚輪太郎を出させずに赤板過ぎに先頭に立つ。そこからハイピッチで飛ばすと、番手の阿竹智史が黒田淳の強襲をわずかにしのいで特選を制した。
「最後は焦った。石塚も止まってたのに僕の踏み込むのが早かった。待とうとしたら(黒田は)来るわね。並ばれて力が入った。(地元戦の誘導で落車しているが)1走して体は良かったですね」
3番手から強襲した黒田淳は惜しくも逆転ならず。
「抜いたかと思った。今まで青板まで休めてたのが、(誘導のペースが速くて)スプリンターには周回がキツい。でも最後の伸びは(1着まで)行ったかなと思うくらい良かった。抜けなかったのは残念ですね」
3着に敗れたが松本貴治はラストの1周を22秒8の好ラップで駆け抜けた。
「前を取って突っ張る感じに考えてたけど、スタート取れなくて。中部が前で中団になったし、(石塚に)フタされたらキツいなと思ったので、来ても一緒に出て行こうと。バックまでいい感じだったけど、そこから力み過ぎたのか、最後はめっちゃタレた。でもラインで決まったし良かったです」