検車場レポート
渡邉 一成 福島 88期 |
赤板過ぎに誘導を切った山岸佳太が先行態勢に入ると、単騎の3名も関東ラインを追いかけて、前受けの渡邉一成は7番手まで車を下げる。打鐘、最終ホームと一本棒の状態になったが、4番手に位置した坂本修一が1センターから仕掛けると、隊列が短くなった所を渡邉が一気にまくって連勝でシリーズを締めくくる。
「赤板では遅かったら突っ張っても良いと思って踏んだ。そうすることで、相手が錯覚しますからね。そういうことをしたからこそ、展開が向いた。6番が行ってくれて楽にもなったしね。4日間積極的に行けたことで、良かった点と足りなかった点がしっかり見えた。体の状態や技術の面でも。そこを次走までに課題として取り組んでいきたい」
大森慶一は渡邉のまくりにぴったりと続いてワンツーを決めた。好調ムードで次走のオールスターに向かう。
「踏み出しとバックではビリビリしたけど付いていけて良かった。4コーナーからは差せるかなと思ったけど、くだりだったので、踏み直されましたね。今は結果が出ているし、走っていて楽しい。考える前に体が反応します。オールスターまで2週間あるし、万全の状態で臨みたい」