検車場レポート
太田 竜馬 徳島 109期 |
前から2番目の位置を取った太田竜馬は簗田一輝の上昇に対して車を下げると、打鐘過ぎ4コーナーから一気のカマシ先行。1周21秒7の好ラップを叩き出すと無傷の3連勝で決勝進出を決めた。
「作戦どおり。(展開が)どんなやってもホームで行きますと言ってた。まあまあ出たっすね。ゴールまで誰も来んだろうと思いました。地元で3連勝できたし状態は問題ない。ここ最近ではいい仕上がりだし、ビックリするぐらい体が動く。まずは最低目標をクリアしたし、あとひとつ。地元3人そろったので頑張りたい」
ピタリと続いた小倉竜二だったが逆転はならなかった。
「アイツ(本気を)出したな(苦笑)。ホームのスピードはいつもどおり強かった感じだけど、1コーナーからもう一発上げてキツかった。後輪がドリフトした。あと1キロ上げられたら切れとった。今まで付いたなかで一番強い。余裕もあるし、バックで流してた。違いますね」
離れながらも徳島コンビを追いかけた月森亮輔を目がけて1センターからまくった簗田一輝が直線で月森をとらえて決勝戦最後の切符を手に入れた。
「思ってたタイミングより(太田が)少し早くカマして来た。半テンポ、ワンテンポだけど、その分反応が遅れてしまった。早く反応できれば、もう少し差を詰められましたね。月森さんは脚があるし、最後は力勝負だったけど、成清(貴之)さんまで連れ込めなければいけなかった。色んな人からアドバイスを聞いたりして、感じ的には日に日に良くなってる」