検車場レポート
武田 豊樹 茨城 88期 |
佐藤幸治にフタをされて包まれていた伊早坂駿一は、赤板の2コーナー手前で山本直のインをすくって主導権を奪う。伊早坂に武田豊樹、尾崎剛まで続くが、柴田洋輔は連結を外す。そのまま伊早坂がペースを上げて逃げる。4番手からまくった山本は1車しか出ず、その上を踏んだ佐藤も一息。番手の武田がチャンスをモノにして、2月全日本選抜以来の勝ち星で今年2勝目を挙げた。
「もう伊早坂君に任せてましたから。それで先行してくれて、1着が取れたんで感謝です。本当はワンツーを決めたかったですね。ただ、(まくった)山本君は止まってたけど、佐藤君が見えたんで。(1着は)何カ月ぶりか、わからない。久しぶりですね」
山本の余力を見極めた西岡拓朗が、直線の入り口で中のコースを縫って2着に伸びた。
「あれでも(山本が)行ってくれたんで、ありがたいです。自分の脚は悪くないですけど、(伊早坂は)めちゃくちゃ掛かってたのに行ってくれたおかげです」