検車場レポート
阿部 力也 宮城 100期 |
野田源一と瀬戸栄作で踏み合っているところを赤板過ぎに野口裕史が叩いて主導権を取る。ハイピッチで飛ばす野口に対し、8番手となった嵯峨昇喜朗が打鐘の4コーナーから反撃。抜群のスピードで前団に迫る。3コーナーで野口を抜き去った嵯峨を阿部力也がゴール前で逆転した。
「展開に恵まれましたね。嵯峨はすごいスピードで付いていて気持ちが良かったです。この前、(渡邉)一成さんの後ろに付かせてもらったので、誰の後でも余裕があります。地脚のまくり選手よりも嵯峨のようなダッシュタイプのほうが自分には合っている。相性はかなりいいと思います。ワンツーが決まって良かったです」
嵯峨昇喜朗が2着で北日本ワンツー決着。初の記念参戦でシリーズ3連対を果たした。
「久々にこんなまくりが決まりました。これが一番、得意なパターンです。展開にも恵まれました。どうなっても最終日は(打鐘の)2センターで行こうと決めてました。練習みたいな感じで踏めましたけど、差されたのは悔しいですね。今回は初日が一番、緊張しました。でも楽しかったし、どうにか戦えることも分かった。来て良かったです。来月は同じ33の松戸記念を走るので、そこまでにしっかり調整して頑張りたいです」