検車場レポート
桐山 敬太郎 神奈川 88期 |
インを切った桑原大志を金子哲大が叩き返す。最終ホームから伊藤裕貴も仕掛けるが、1コーナーで神山雄一郎が絶妙なブロックでシャットアウト。中近3番手の東口善朋はあおりを内に避けて2コーナーからまくり、鮮やかに先頭に立ったが、後方からまくっていた桐山敬太郎-齋藤登志信がゴール前で東口を捕えた。
5月平塚記念最終日以来の1着となった桐山敬太郎は、
「久しぶりでホッとしました。誰も出なければ、前受けは仕方ないかなと。ここで事故点を付けるのもね。今日は下げてまくる展開になったけど、普段から前々へ踏むレースを見せているから、周りの動きが早くなって結果的にまくりやすくなると思うので」
桐山マークのベテラン齋藤登志信が2着をキープ。
「後方になったけど、桐山君は本来ここで走るべき選手ではないし、必ず仕掛けてくれるだろうと全面的に信頼していた。彼のまくりに付いていけたのだから悪くないでしょう」
まくりで見せ場を作った東口善朋の動きも光った。
「2走目が不甲斐なかったので、今日は『やってやろう』と思っていた。今日の展開で1着が取れると、自信につながるけどね」