検車場レポート
深谷 知広 愛知 96期 |
中本匠栄が岩本俊介を警戒しながら打鐘で先頭に躍り出たが、岩本が最終ホーム目掛けて力ずくの巻き返しへ。山田英明の強烈なブロックを乗り越えて最終バックを先頭で通過したが、単騎で脚を溜めた深谷知広が抜群のスピードで前団を飲み込み、白星で地元戦を締め括った。
「今日は展開も向きましたけど、しっかりと自分の踏み方もできた。1回でも地元で1着を取れて良かったです。来週にはトラックカップがありますし、オリンピックの選考もあるのでこのあとも気が抜けない。もしかしたら次に日本の競輪を走るのは来年のオールスターかもしれない。少し日本の競輪から離れますけど、しっかりと戦っていきたい」
岩本の仕掛けに乗った松谷秀幸が2着に入線し、南関地区の後輩を称える。
「めちゃくちゃ強いですよ。あんなに無理やり行って3着に残ってますからね。強すぎます。こっちは付いていて一杯でした」
今節ここまで動きが良かった岩本は最終日も持てる力を振り絞った。
「今日は中本君がやる気だと思ったので。それでもその上を行ってどれだけ持つかなって感じで考えていました。山田さんに持ってこられてきつかったですけど、車間が空いているのが見えて落ち着いて降りれました。最後は一杯ですけどやれることはやったので」