検車場レポート
吉田 敏洋 愛知 85期 |
正攻法からの攻めを選択した伊藤裕貴が、3日間主導権取りを目論む宮本隼輔を出させず突っ張り先行。合わせられた宮本は強引に叩いたが、吉田敏洋が番手に切り替え、後方からまくって来た佐々木豪に張りながらのまくりでファンの人気に応えてみせた。
「(伊藤)裕貴に突っ張らせる作戦は考えになかったが、宮本が押さえに来るのが遅かったから良い判断だったと思うよ。俺も頑張ったけど、次から次へと来られて訳が分からん状態だった。(昨夜に見たラクビーの試合のせいじゃない)」
目標の佐々木が止められて内を踏み込み、3番手から外をまくり上げた堤洋と2着争いを演じた湊聖二は「吉田君が宮本君に切り替えたことで、佐々木のまくりは止められると覚悟していた。堤さんとは互いに最善のコースを踏めたと思う。2日間一息だったけど、3日目にして調子が良くなったかな」