検車場レポート
前田 拓也 大阪 71期 |
後ろ攻めの伊藤裕貴は中団の松坂洋平にフタをして赤板ホームから主導権を握る。打鐘過ぎ4コーナーで仕掛けをちゅうちょした松坂の巻き返しは3着まで。逃げる伊藤の番手で絶好の展開となった前田拓也が6月武雄の最終日以来となる半年ぶりの勝ち星を挙げた。
「とにかく前のおかげです。何回か4角ハコの展開もあったけど、いい形になっても前を抜けずが多かった。それで結果、半年1着取れてないんでね。今日(初日)も自信はなかったけど、久々に踏んだときにキュキュッと出た。兆しじゃないけど、1着取れたんで良かった」
逃げた伊藤裕貴にも久々の逃げの決まり手が付いた。
「周回中に(逃げると)腹をくくりました。6番(好永晃)の突っ張りはないと思ったんで、ああなったら堅いほうで。誘導が早かったのでキツかったし、自信はなかったけど踏み切れて良かった。最近はちょっと意識的に中団取りとかしてたんで、色々勉強して何となく分かってきた。あとは臨機応変に。今回は思うことが多いんで、しっかり4日間走りたい」