検車場レポート
菅田 壱道 宮城 91期 |
赤板の2コーナーでハナに立った菅田壱道を、打鐘の3コーナーで森田優弥が叩いて先制。新田康仁が森田に続いたが、単騎の渡邉晴智も森田の後ろを狙って踏み上げる。結局、内の渡邉が番手を奪取し、新田が3番手で最終回へ。逃げる森田に、7番手になった原田研太朗は最終ホームからまくり出すが、中団から菅田も仕掛ける。合わされた原田は後退し、直線で森田をとらえた菅田がそのまま力強く押し切った。
「このレースは森田君が駆けて、僕が中団で、ハラケン(原田)が後ろからっていうセオリー通りの展開になりました。森田君もカカっていたけど、無理やりにでも持ち出さないと、ハラケンのまくりに被ったら出ていけなくなるので行きました。1、2、3月は毎年(成績が)良くないけど、今回は決勝に乗れたし、勢いある若手の森田君をまくれたので良かったです。気持ちの面でも攻めれていますね」
菅田マークの佐藤慎太郎が2着に続いた。
「グランプリに向けてやってきたから、ホッとしてしまっているのか、疲れているのか…。もう少し進んで欲しい気持ちはありますね。(菅田は森田が)一番カカってるところから行ったんで、キツかったと思いますよ」
北日本ライン3番手の内藤宣彦が3着に入り、ラインで上位独占を果たした。
「恵まれました。付いて行っただけだけど、滅多に記念の決勝は乗れないからうれしいですね。初日と2日目からもう少し伸びるセッティングに変えたので付いて行けました」