検車場レポート
郡司 浩平 神奈川 99期 |
後方から上昇した郡司浩平に対して、前受けの長島大介は赤板で突っ張り前へ出させない。打鐘を合図に7番手から深谷が飛び出すと、抵抗する長島をあっさりと叩いて最終ホーム手前で主導権。中団に入った郡司もこのタイミングで仕掛けると、圧巻のスピードで前団に迫り、1コーナーでも傾斜を感じさせない素晴らしい伸び。番手の松坂洋平は小林大介のブロックで追走できず、郡司が逃げ粘る深谷に2車身の差をつけて快勝した。
「深谷君を相手にホームから車を持ち出して仕掛けられているし、調子は良いと思う。僕は5月があっせんをしない処置で走れなかったので、今回の開催が決まった時点でここでしっかりと結果を出そうと思って調整してきた。体調やレース判断など申し分ないと思う。最近は人の後ろも多いけど、今回は連日の自力で自分らしいレースができています」
深谷は先行で2着に逃げ粘り決勝進出を果たしたが、郡司に対しては脱帽の様子。
「風が凄かったですね。レースとしては、ある程度予定通りで冷静に走れたけど、郡司君がホントに強かった。ラブライセン(オランダ)が前にいるようで、全然、車間が詰まらなかったです」