検車場レポート
平原 康多 埼玉 87期 |
後ろ攻めの朝倉智仁と中団の松本貴治で青板前からけん制がはじまる。先に切った松本を赤板前で朝倉が叩いて主導権を握るが、打鐘前2コーナーから岩本俊介が巻き返す。朝倉マークの平原康多は萩原孝之を飛ばして岩本にスイッチ。直線でとらえて節目の400勝を飾った。
「相手もああいう風にしてくるなとは思ってたけど、あんなに早くからはじまるとは思わなかった。ジャン過ぎぐらいからけっこうキツかったんで、あとは相手の動きを見てどう動くか集中してました。岩本は絶対来るなと思ってたけど、タイミングによってどうするかの判断だった。あれを合わせるのは無理だけど、萩原さんまでは行かせられなかったので、何とか踏みながらさばいた感じ。初日悪すぎたんで、それを踏まえて1日、1日修正できてるかなと思う。400勝とか何勝とかはこだわりなくて、気にもしてなかった。開催、開催でしっかり走るっていうのが目標なんで」
平原に交わされたが、岩本俊介も豪快な仕掛けで2着に粘った。
「(青板前から朝倉、松本が)動いてるのが見えたんで、僕は焦らず、ちゃんとスタート切れるように準備してました。早い展開になると思ってたんで、行けるところから勝負しようと思って力で行けました。初日、2日目とリズム取れてなかったので、同級生の鈴木裕にアドバイスをもらって、そのとおりに走った結果でしたね。昨日(2日目)もタイミング取れてなくて合わされ気味に行っての(和田健太郎の)落車なので。今日(3日目)は仕掛ける場所とか攻めたいやり方とか2日目の失敗をしないように心がけてた。体調は問題ない。オールスターのいい感じが残ってます」