検車場レポート
佐藤 慎太郎 福島 78期 |
レースは赤板過ぎに松浦をはじめ、単騎の3選手が前に出ると、宿口陽一が打鐘過ぎ4コーナーから主導権を握る。中団に追い上げ、1センターからまくる浅井康太を平原康多が番手まくりで合わせ切ると、続いた佐藤慎太郎がゴール前で逆転。2015年5月宇都宮以来、およそ5年半ぶりの記念優勝を飾った。
「優勝できてめちゃくちゃ嬉しい。自分の力っていうよりは宿口と平原が頑張ってくれて、地区が違うのにね。結果としては賞金を上積みできて良かったけど、やっぱり記念で優勝というのはお客さんも応援してくれていたし、期待に応えられて本当に嬉しい。詳しくは立てていないが、前から攻めたいってことだったので、前を取りにいった。浅井は気になったが、宿口が良いスピードでカマしてくれて、ありがたい、良いレースでしたね。浅井が仕掛けてきて、スピード差がすごかったので、もしかしたらいかれてしまうかなと思ったけど、平原はやっぱりさすがで、素晴らしい。状態は良い、ずっと悪くないが、今回は体が動いた」
平原康多は後輩で練習仲間でもある宿口の番手からまくり発進。佐藤に交わされたが、2着に残った。
「レースは支配できたのかなと思う。浅井君が強かったけど、何とかでしたね。合わせるのが大変でした。(番手から)踏むタイミングが遅れたけど、踏み勝てた。浅井君には踏み勝てたけど、慎太郎さんには踏み勝てず。宿口君は練習の力を出し切ってくれた。あのスピードで浅井君に仕掛けられたっていうのを次のキッカケにしてほしい」