検車場レポート
![]() |
久米 詩 静岡 116期 |
最終日6Rにはガールズ114、116回生による「ガールズ フレッシュクイーン」が開催された。優勝は久米詩。初手6番手から赤板前で上がって3番手に。吉岡詩織の打鐘過ぎ2センターからの仕掛けに合わせて前受けの野本怜菜が踏み上げると、野本後位から抜け出す比嘉真梨代とのゴール前争いを制した。
「詩織さんが最初に仕掛けてくるかなと思って、そこを押さえた。3番手に入ってからは(佐藤)水菜さん、柳原(真緒)さんの仕掛け待ち。なるべく前にいたいなと思ってました。詩織さんに出切られてしまうと後ろになってしまうので、展開に恵まれました。ゴール線目指して全力で踏んでたけど、どっちが勝ったが全然わからなくて。お客さんからの声も半々に聞こえてたし、比嘉さんの名前がけっこう聞こえて私じゃないのかなと。(勝ったのは)帰ってきてからわかったかんじですね。競輪祭(グランプリトライアル)に向けて、いい流れが作れました」
比嘉真梨代は微差負けの2着。デビュー初優勝はまたもお預けになってしまった。
「スタート取ろうと思ってて、野本さんが来たのでどうしようか迷ったんですけど風も強かったし、後ろでけん制し合って仕掛けない流れになるかもと思って入れました。バックから行ったんですけど、ちょっと車間が空きすぎちゃったのかな。あと少し足りなかったですね。自分はちょっとずつしか強くなれないのかな」
逃げた野本怜菜は3着に粘った。
「穴は出せましたか? (吉岡に)入れてもらえなくて、そしたら比嘉さんが後ろを見てたので入れてくれるのかなと思った。前を取って良かった感じ。ジャン過ぎで吉岡さんが上がってくるのが見えて全開で踏んだ。風が強かったけど、4コーナーぐらいではイケるかもと思ったらタレちゃった。2着なら良かったけど、内容もあったし、最後まで突っ張れたので」