検車場レポート
寺崎 浩平 福井 117期 |
3番手で川口聖二に併せ込まれた寺崎浩平は、7番手に下げて反撃のタイミングをうかがう。近藤隆司がペースを握り、川口が車間を空けて寺崎を警戒する。近藤は腹を固めて先行策に出るが、最終ホーム手前から寺崎が仕掛ける。寺崎が、スピードの違いで逃げる近藤を2コーナーでとらえたる。が、伊原克彦は佐藤龍二にさばかれ連結を外す。準決は失速したものの、最終日はセーフティーリードを保って押し切った。
「(3番手から川口と)一緒に出ていくイメージだったんですけど、組み立てが中途半端でした。ただ、緩んだところから行くっていうスタイルは変えずにうまく(仕掛けて)行けたと思います。脚の感じは、3日間を通して今日(最終日)が一番良かった」
風を切った近藤隆司は、寺崎のロングまくりに屈したが2着に踏ん張った。
「(4月の)小田原の時に失敗して(寺崎にS級)初優勝をされてしまった。今日(最終日)は車番が悪かったし、あの並び順なら100点のレースができたと思う。2番手(伊原)は(佐藤が)なんとかしてくれると思ったんで、そこはうまく決まりました」