検車場レポート
新田 祐大 福島 90期 |
【新田祐大(1着)】
「今年はダメだなって自分でもあきらめているのがところどころあったけど、苦しいことだけではないんだなっていうのを今日感じた。久々の優勝が単純にうれしい。目指していた部分はもっと上のステップだったので、あらためてもっと頑張らないとって思った。今開催は昨日が変なミス、初日は中途半端でここっていうところで自分の持ち味が出せないレースがあった。勝ち上がりで、自分の力を出せば勝てるのは勉強になった。自分を成長させる半年でした。今日だけでいうと、上手なレースではないが、優勝というものは、来年以降に向けてプラス。自信をもって練習に取り組んで、レースでもガンガン攻めていくスタイルで来年をスタートしたい」
「スタートはあそこか、一番後ろしかないと思っていて、なるべく前にいたいと。深谷がSを取らなかったのが想定外。深谷も2車だし、地元で勝ちたい気持ちは誰よりもあってレースに出たのかな。北津留が仕掛けていって飛んで、長島が踏んで、いくところまでいって僕には有利な展開になった。あとはバック過ぎに自分の持ち味を発揮するだけでした」
「明後日またナショナルチームの練習が始まる。ナショナルチームにはヤンググランプリに出る寺崎、小原、ガールズグランプリには小林優香のメンバーがいる。パリを見据えて頑張って欲しい選手が活躍できるように半月はサポートをしながら年末を迎えて、その後は立川記念があるので、勢いをもらって優勝できれば」
「(SS班の赤パンツについて)色っていう人や、重圧を感じるという人もいる。自分はプライドがある。ナショナルチームは競輪を長く離れる機会が多い。ナショナルチームと赤パンのプライドを背負ってやってきた。SS級から離れてしまうが、トップ9人から勝ち取るレースを組み立てていって、赤パンツではないけど、10人目というか、恐怖を感じる選手になれるように頑張ってきたい」
【深谷知広(2着)】
「(新田の優勝で)勝ってワンツーが良かったけど、長い間、ナショナルチームでお世話になっていたので2人でゴール前勝負は良かったが、欲を言えば、松坂さんと3人で、(着順も)逆で3人なら理想。やれることはやれました。今回は勝ち上がりで動いて、動いて、ギリギリの勝ち上がり。(決勝は)人任せと決めて、動きを見てからでした。(勝ちにこだわるレース?)そうです。でも2着だったので失敗ですね。届いていないと思ったし、最後の直線で力みが出た。(新田とは)お互いにゴール前は全部出し切って何も残っていなかった。道中がハイペースだったし、今の調子で最低限はできた」
【松坂洋平(3着)】
「深谷に全部お任せしていた。前がどういう感じかわからなくて、深谷の後輪だけを見ていた。あいつが、優勝を目指して、僕は離れないように。また連係できるように頑張る」