検車場レポート
古性 優作 大阪 100期 |
【古性優作(1着)】
「ちょっと気になることが多い。体の部分で。ハンドルをちゃんと握れていない。高速は大丈夫なんですけど、赤板の出力のところがきつくて、ムダ脚が多い。踏み遅れているので。スピードに乗ったら、(共同で)こける前よりもいいんですけど。間違いなく、新田さんが行く前に行かないといけないし、誘導がいるのにきつくて、反省点が多い。出力に不安があるなりの踏み方はできるので修正をしたい。全日本(選抜)の時もハムストリングを痛めていたし、それくらいちょうどいいのかな?(今年のGⅠ決勝はすべて決勝に乗っている)しっかりと一番車の責任は果たせているのかな。優勝を目指してやっているし、明日も気を引き締めて頑張る」
【新田祐大(2着)】
「仕掛けるポイントがずれたが、タイミングはあそこを逃すと難しいかなと。(赤板過ぎに内に行ったのは)判断としては良かった。(踏み出しは)仕掛けるスピードが連日よりも遅めの仕掛けになった。(佐藤)慎太郎さんには難しい仕掛けになった。吉田君があそこまで伸ばし、伸ばしで緩んでいるところで後ろが詰まっていて、あそこで仕掛けることができたのは悪い中でもやることはやった。踏み込む場所は慎太郎さんが行きにくい場所になった。今後のレースとしては修正をしないと。(肩鎖関節脱臼から)全然戻っていないです。慎太郎さんの"限界は気のせい"じゃないけど、自分の体の状況は気のせいではない。でもネガティブでいるよりも、苦しいことを乗り越えた先に光が、新しい世界に希望を見出して、しっかりと走りたい。GⅠ、GⅡとかグレードに関係なく挑んでいい形で体と向きあえている。(グランドスラムは)記事としてグランドスラムっていうのは今年の競輪で脇本の連勝、中野の連勝がある中で中距離ではあるけど、(世界選の)銀メダリスト、サトミナの2連続銀メダルでケイリンが盛り上がっていて注目される競技。web3.0やメタバースなど時代は進んでいる。スポーツベッティングは世界が注目。その話題性をつくってくれるか。選手はその期待に応えた走りをしたい。僕はその期待に応えられるような走りを」
【稲川翔(3着)】
「(古性)優作が力を出してくれたのをサポートできればと。それだけ。すべてを信頼している。(佐藤)慎太郎さんがいないのがわかって、僕が隙を作らないように。最後に中を割ってくるかもわからないので。(初日に落車したが)必死でやっているだけ。落車した瞬間から頑張って走るという気持ちでそれが切れずに、準決勝は優作と一緒で気持ちが引き締まって楽しく走れた。2人で勝ち上がってうれしいし、決勝を2人で走れるのも楽しみ」