検車場レポート

守澤  太志 秋田 96期

【守澤 太志（1着）】
　「初日から凄い声援をお客さんから頂いていたから凄く嬉しい。調子はあまり良くないと思っていたけど、前回の親王牌で勢いづいたというか。そこで勢いを貰ったと思う。スタートは前の方で内枠2人見てどこ取るかでしたけど、理想の位置でした。南関勢は切ってくれると思った。坂井君が判断良く切ってくれて良かった。そこからは橋本君がいつくるかで遅ければ駆けますと坂井君が言っていた。それで（坂井が）駆けそうだなと。彼のダッシュが良過ぎて（最終ホームで）口が空いてしまって凄いなと。後ろに浅井さんがいるのはわかっていたからどうにかしたいなと。（浅井をもって）いき過ぎると内にくると思っていたけど、こられましたね。隙がないですね。（ゴール前は）内外いて、いかれたかと思って（自分が優勝したかは）わからず。敢闘門入ってからも誰？って感じだったので、ガッツポーズは控えました。今年は記念で成績を残せず情けなかったけど、最後の最後で獲れて良かった。自分は差し脚が持ち味ですけど、連日、オッズを見てビビッていました。グランプリに出るのが1年間の目標だったので、ここで賞金を上積みできたのは大きい。競輪祭で成績を残してグランプリにいきたい。前検日に『宿口さんが京王閣記念を獲ったからあと獲っていないのは自分だけ』ってネタのつもりでいったけど、本当に獲れるとは。坂井君の頑張りに尽きますね。セッティングはイマイチなので、競輪祭までに考えたい。今回は伸びもイマイチで前で頑張ってくれて連日、前の方でバック線を通過できていた。毎年、この時期は賞金でピリピリしているからグランプリに向けてもこれで楽になりましたね」

【浅井 康太（2着）】
　「古性君もそうですけど、みんな巧いですし、いいレースをしてきますよね。小原君にフタをされることは想定していなかったんですけど、そのあと前々に踏んでいったんで。（橋本が外に浮いてしまい、守澤の後ろに切り替えたが）脚の感覚は悪くなかったですし、（古性の仕掛けに合わせて踏む形になってしまったが）もう少し自分のタイミングで踏めれば良かったですね。今回は結果的に勝てなくて悔しい思いをしたので、次の競輪祭は喜びに変えられるように。競輪祭は予選からこういういいメンバーでの戦いになると思うので、結果を出せるように頑張って、応援してくれているファンの方たちの期待に応えられるように」

【坂口 晃輔（3着）】
　「やってもうたっすね…。自分的にも道中は余裕があったんで浅井さんをサポートできればって思っていたんで。でも最後は守澤さんが浅井さんを持って行ったときに自分も守澤さんを持っていけばアンコにできるかなって思ったんですけど…。ギリギリまで内を締めながら、空くまで待って入ってもまっすぐ突き抜けられたかと言えばなんとも言えないですけど…。ちょっと勝ち方がわかってないっすね。（佐藤）慎太郎さんだったらもっと巧く割っていましたよね。優勝に近いところにまではいけたけど経験値が足りなかったっすね。でも高いところまではこれていると思うので。悔しいですけどいい経験になりました」