検車場レポート
児玉 碧衣 福岡 108期 |
【児玉 碧衣(1着)】
「これまで負けていたのは、サトミナ(佐藤水菜)を意識しすぎて、自分のレースをできなかったのが敗因。ほかの人の動きより、行くべきところで行かないとって。サトミナを合わせる感じになったけど、すごい音がして、サトミナが来た。(佐藤が)先頭に立ったけど、休まずに(最終)ホームで仕掛けて良かったのかな。誰かの動きを気にするより、自分で動かないとっていうのが勝利につながった。いままでの自分だと、サトミナを意識してホームで休んでいた。3月のウィナーズカップで(佐藤に)遊ばれてしまったっていうのが、(脳裏に)あって自分でいかないとって。(1着なのは)全然わからなかった。抜かれたと思って手を上げなかったけど、ガッツポーズをすれば良かったですね。(昨年末のグランプリの落車で)怪我をしている時は辛かったし、トップで走るのは無理という不安もあった。けど、この調子に戻って、体の使い方とか成長するために必要だったことかなって。もちろん落車はない方がいいんですけど。そのおかげでパールカップ、(ここの)オールスターを獲れた。その時期はあるから、いまの姿があるのかも。ファンの投票でしか走れない舞台。ほかのレースと違って、投票してくれた方に恩返しをしたいと。良かったと思ってもらえるレース内容だったと思う。まだまだトップでいられる姿を見せられたかなと」
【太田 りゆ(2着)】
「7番車だったので自分で前の方を取りに行かないと、誰も入れてくれなくて併走になるのが嫌だった。山原(さくら)さんが前に来てくれたので一番いい形になりました。思っていたよりも展開が早かったんですけど、落ち着いて勝ちに行こうと思っていた。自分のまくりを放てるタイミングになったら行こうと。いままで走ったビッグのなかで一番いいレースができたと思います。自分の得意なまくりを出そうと思っていたので、外々を踏んでいくのは予想していた。最後は差したかなって思うくらいの声援だった。地元でしたし誕生日で、たくさんの応援していただいた」
【佐藤 水菜(3着)】
「(世界選手権から帰ってきて)1週間近く自転車に乗らず、このレースに挑んだんですけど(状態的には)問題はなかったです。無理をせずに勝ち行こうと思って、自分の力を見誤った感じですね。児玉さんもうまかったですけど、柳原(真緒)さんも強い選手ですしミスがなかった。児玉さんが後ろに入ったのもわかりました。出切って流して番手に入ってと思ったんですけど、柳原さんも併走が強かったですし隙がなかった。最後は危なかったですけど、お互い負けられない位置だった」