検車場レポート
佐藤 水菜 神奈川 114期 |
【佐藤 水菜(1着)】
「正直、攻める攻めると言いながら怖気づいたけど、(お客さんに)勇気をもらって強いレースができた。グランプリは自分の力だけでは勝てないので感謝を伝えたい。(去年のグランプリで落車して)グランプリってものは現役中に獲ることはできないと思ってて、だから攻める気持ちでいってゴール前で差されるかどうかって気持ちが良い方向に動いた。悔しい思いが今回につながった。(初手は)中団が大理想。この位置にいて良いのかってぐらい良い位置だった。尾方さんがコメント的に自力を出すだろうっていうのを頭に入れていて、良い位置を譲らないように後ろをけん制して守って最善のポイントでいけた。6番手の位置に梅川さんがいたので(仕掛けて)くるのかなって。世界でも国内でも競技の方で(梅川に)やられるので。誰がきてもおかしくないし、きても自分は準備していた。バック過ぎぐらいから踏んでいきました。前が尾方さんが駆けていて、吉川さんが車間を空けていたので、自分は脚を使わずにいけるタイミングでいこうと、射程圏にはおいていた。後ろをけん制しながら届くかどうか不安もあったけど、いける位置を確保した。4コーナーを回ってビジョンで確認したら単独の先頭だった。ただ何かあるかわからないから一生懸命に踏んだ。(ゴール直後は)嬉しかった。1着でゴールした瞬間、嬉しくてすぐに(お客さんの声援に)応えた。(副賞のレクサスは)今、車を修理に出していて車がないし、乗り換えたいと思っていたので次の車が決まって良かった。(賞金の使い道は)去年、親に車をプレゼントして、今年は家をあげたので、何を上げたらいいのかな。3匹目のワンチャンが欲しいですね。レースを勝ったときに親孝行と犬にプレゼントをあげるのが原動力になっているし、支えになっている。来年、競技のシーズンが2月からで世界との差は高い壁がある。自分より若い子がスプリントで10秒2のタイムとかを出すので、コンマ1でも縮められるように。ケイリンで3つの大会で金を3つ獲れるように。オリンピックで金メダルを獲って胸を張ってガールズケイリンに帰ってきたい」
【梅川 風子(2着)】
「初手の位置はどこでも良かったけど、内枠の2人の動きを見ないと決められないから様子を見た。前受けだけはいらないから後方は覚悟していた。サトミナ(佐藤水菜)のレースコントロールがうまかった。サトミナを知っている分、動けなかった。レースが終わってからあーすれば良かったとかあるけど、これが今の全て。自分が悪い。レース中に思いつかなかったし、対応できなかった。2着なので。1着を狙っていたのにどうすればよかったか、レース中に思いつかなかった。自転車は伸びていない。2着じゃ意味ないので。もっと団子状態になるかもと思っていたので自分のミスですね。ネーションズカップに向けても今回は微妙でしたね。レースの脚、展開を読む頭がなかった。もう少し周りの力を考えて走れば良かった」
【児玉 碧衣(3着)】
「取れた位置からって考えていましたけど、後ろに坂口さんと梅川さんがいたので、誰かが押さえに来たら合わせて動こうと思っていたんですけど。(結果的に誰も動かなかったが)だからと言って自分が動く勇気もなかったですし、あれだけ(佐藤水菜に)車間を空けられてしまうと…。どうしたら良かったんだろう。(尾方)真生は仕掛けると思っていたんですけど、あれだけ後ろを見られて、行ったら合わせる気満々でしたし。結構感じは良かったんですけどね…。脚もうまく回せていましたし。でも最後も梅川さんに抜かれましたね。またナショナルに負けた…。今年のグランプリより来年は強くなれるように頑張ります。」