検車場レポート
和田 健太郎 千葉 87期 |
第62回オールスター競輪が名古屋競輪場で開幕。オープニングレースは、エリート軍団の113期の中でも、ナショナルチームに籍を置く松井宏佑が1番車で登場した。打鐘前の2コーナーでインを切った坂本貴史を最終ホーム手前で強引に叩くと、番手できっちりと仕事をした和田健太郎にこそ差されたが、2着に粘り南関ワンツーを演出した。
「前を取らされるのは仕方がないので、すぐに巻き返すことを意識していた。もっとスムーズに出られれば成清(貴之)さんまですんなりと出られたのかも。(ナショナルのハードのトレーニング等の影響で)腰に少し違和感があるけど、ケアをして走ったらそれほど問題はなかった。初日、2日目でケアをして(次は3日目に出走予定)、相手が強くなる2次予選もしっかりと走りたい」
松井の番手を回った和田健太郎は、最終1コーナーからまくった山本伸一を見事なブロックを止めて、返す刀で差し切った。
「松井君は強いね。普通ならば見てしまうようなところでも迷わずに仕掛けるから。力任せって感じですよ」
山本伸一はまくりで見せ場を作ったが、和田のブロックをもらい失速した。
「もう少しなんだけど…。坂本君は(インを)切らないと思っていたが、前に出たのでもっと抵抗するのかなと。そこで『あれっ?』って。車の出は悪くなかったけど、和田さんにいいブロックをもらいましたね」