タイムトライアルでまずまずの手応えをつかむ

　10月8日～9日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023 ラウンド22が開催される。

　優出実績ある強豪が多数参戦し粒揃いのシリーズ。その中でも2度の優勝(通算)を誇る村田瑞季がシリーズの主役。神田龍も優勝経験がありV獲りの資格は十分で、安定感がある長尾拳太も争覇圏内に位置している。以下は松山桂輔、戸田洋平、吉本哲郎など経験豊富なベテラン勢が顔を揃えて混戦だ。

　その中でも注目は123期の新鋭・菊地圭。ダッシュ力を武器にしており、スピードバンクのTIPSTAR DOME CHIBAなら持ち味を存分に生かせそうだ。7日の前検日に行われたタイムトライアルでは、10秒を680を叩き出して全体10位で通過した。

　「（タイムトライアルは）思い切り行けなかったけど、直線は踏めていたし手応えはあった。PIST6の同期が走っているレースは見てきたし、仕掛けのタイミングとかある程度のイメージもできています。学生時代には競技の経験もあるので、その辺りは大丈夫だと思うけど久々の250バンクがどうか。現行競輪では目先の勝利よりも上を見据えて走るようにしている。最近は自力もついてきて先行しても残れるようになってきた。PIST6は単騎戦だし結果を求めていきたいけど、追走で終わってしまうレースはしたくない。しっかり力を出し切れるように」

　デビュー後はまだ優勝実績こそないが、近況は積極的な競走を続けて着実に力を付けている。個々の戦いとなるPIST6であれば、結果追求の走りに撤して初優勝を飾るシーンも十分にありそうだ。

• 選手詳細データ

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  菊地圭 選手宮城・123期