五十嵐綾が取手バンクに初登場 ~取手競輪場~

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五十嵐綾
シード組を脅かす若手
圧倒的な機動力は存在感を放つ

 12月16日(金)から取手競輪場にてF2モーニング7が開催される。今節はA級1、2班だけのレースプログラムだが、西日本の選手もいて盛り上がる開催だ。その中で一人だけ121期から参戦となった五十嵐綾(福島・121期)が予選のメイン。

 9月函館の完全Vを皮切りに、平塚と奈良で9連勝を達成。特別昇班した直後の宇都宮では予選と準決を逃げ切り快勝。決勝では海老根恵太(千葉・86期)に2コーナーで外に弾かれたが、立て直して3コーナーで内に潜り込んで強襲。器用な一面も見せてA級1、2班戦の初優勝を完全Vで飾っていた。

 その後も予選は負けなしだが「少し練習の感じが悪くて小田原と松戸の準決はダメでした。ただ、今までは展開が良かったりで良い成績だっただけで、強い人と対戦するとやられてしまう。もう一段階レベルを上げないと通用しませんね」と今後の課題は明確。

 「二分戦の時は突っ張ってましたが、予選は三分戦なので考えて。でも後ろは地元の選手なので突っ張る感じでいくつもり」と話していただけに、地元の堀政美(茨城・65期)にとって頼もしい限りでワンツーが決まりそうだ。

永岡孝史記者

2022年12月15日 16時17分

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