チャンスを逃さず齋藤雄行が特別昇班 ~松戸競輪場~

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齋藤雄行
1・2班戦でも変わらず積極策を貫くことを誓った

 2月19日開催の松戸FIIナイター最終日第10レース・A級チャレンジ決勝に出走した齋藤雄行(神奈川・121期)が、赤板2コーナーからカマして最終ホーム手前で出切ると、後続の追撃を全く寄せ付けずに押し切って1着を奪った。この優勝で齋藤は、1月京王閣FIIミッドナイト、2月大垣FIIミッドナイトに続き3場所連続での完全優勝を達成し20日付けでA級2班へ特別昇班を果たした。

 松戸の決勝は、先に特別昇班にリーチを懸けた実績もある堀航輝(青森)や中釜健次(大阪)との同期対決になると予想されたが、中釜はまくり不発、堀は落車で準決を勝ち上がれず。齋藤にとっては絶対に負けられないレースとなった。前日に中釜を完封する先行策をみせた小川辰徳(埼玉・100期)が再び主導権を握ったが、カマした齋藤は力ずくでねじ伏せ、小川が第二先行となる独走状態で直線に入る。最後は小川追走から差し脚を伸ばして宇賀神浩幸(栃木・73期)が詰め寄ったが、1車身差を付けて押し切った。

 「最初は優勝できない日々がすごい続いたんですけど、こうやって目標としていた特昇する事ができてすごい嬉しいです。準決勝で同期に不幸もちょっとある中でチャンスを手にできたので、しっかり今日で決めたいと強い気持ちで臨みました。(決勝は)小さいレースはしないように心掛けて挑みました。バックを走っているときに丁度モニターで見えたのでいけるかなという風に思いました。(師匠の東龍之介からは)いつもは大きいレースをしろという風に言われるんですけど、今回はしっかり狙って来いという風に言われました。(1・2班戦に上がっても)同じように小さいレースはしないで積極的に走って、早く強くなってS級の舞台で活躍できるように頑張ります。同県にS級S班の郡司浩平選手がいて、近くで学ばせていただいているので、郡司選手を目標に頑張っていきたいと思います。もっともっと練習して強くなってタイトルを獲れるような選手になれるように頑張ります」

 齋藤は水泳でジュニアオリンピック大会を優勝し、その後は高校、大学、社会人と野球で活躍したアスリート。養成所には適性で入所を果たし、第3回記録会ではゴールデンキャップを獲得と素質の高さを見せつけた。本格デビュー後も1度も決勝を外さない抜群の安定感を披露してV5。早くS級で活躍したいという言葉も決して大言壮語ではなく、新たな1・2班戦の舞台ではその走りからますます目が離せないだろう。

権田浩一記者

2023年2月22日 00時04分

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