伊藤温希の立ち回りに要注意! ~小倉競輪場~

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伊藤温希
白星で決勝に進出して笑顔を見せる
決勝メンバー最年少が展開をかき乱す

 2月27日(月)から小倉競輪場で開催されているミッドナイト競輪F2シリーズ『WINTICKET杯』は28日(火)に2日目が終了。第4レースの準決勝で華麗なカマシで強敵を撃破した伊藤温希(岐阜・121期)は決勝戦(8R)で単騎となったが、ダークホース的存在になりそうだ。

 レース後、「願ったり叶ったりの展開になりました。あれは僕の展開。ノーマークだったし、してやったりですね」と満開の笑顔を見せた。「少しでも緩めたら追いつかれると思ったので、全開で踏みました。なので最後は脚が一杯。振り切れて良かったです」とレースを振り返った。

 決勝は同期の森本桂太郎が単騎になり、長考に入った。出した結論は番手を回らず単騎戦だ。
 「自分が得意なのは番手戦、単騎戦、自力戦の順番。森本さんの番手を回ることも考えたけど、森本さんも完全優勝を狙っているだろうし、単騎でやった方が自分もチャンスが生まれると思った」と並ばずに自らの脚で勝負することを決意。

 「それに準決勝で逃げ切ったりと今回はかなり脚の感じが良い。小倉は好きなバンクだし、単騎が2人いて読みづらい方が別線もやりづらいと思う。好きに立ち回って(優勝を)狙います」と仕上がりにも自信を持っているだけにタテへヨコへ展開をかき乱しそうで動向には要注目だろう。

池端航一記者

2023年3月1日 00時44分

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