連日、長い距離を躊躇なく踏んでいる

　3月29日（水）から小倉競輪場で開催されているF2ミッドナイト『オッズパーク杯』は30日（木）に2日目が終了。第4レースに出走した照井力斗（岩手・121期）は豪快な仕掛けで同期2人を蹴散らして連勝。完全優勝へ向けてまっしぐらだ。

　初日を終えた後に「ヘルメットを急遽変えたんですよ。デビューしてからずっとレースで違和感があって。練習とレースで違うメーカーのモノを使っていたんですけど、初日のアップ中に売店で練習と同じモノが売っていたので、買いました。それが正解でしたね。違和感が全くなくて練習通りの力を出せた」とヘルメットを変えたことで感触が一変して納得の表情を浮かべていた。

　2日目の準決勝終了後には「打鐘ぐらいで前がもたついている感じがしたので思い切りいきました。フォームを決めて下を見て走っていたので、後ろの状況がわかっていなくて最後は差されたかと思ったけど、ぎりぎり大丈夫でしたね」と初日と同じような仕掛けで押し切り、きっちりと連勝を決めた。

　「初日のレースで自信がつきましたね。長い距離でもいけることがわかった。脚質もドームと合っていますね」と今までのまくり主体のレースではなく、連日、長い距離を踏んでの連勝でにっこり。

　決勝戦は単騎になるかと思いきや、冬期移動先の久留米で練習を共にした柴田了が付くことに。「柴田さんとは冬期移動先の久留米で同じ練習グループだったんですよね。その時にもし一緒になることがあったら連係しようねと話していたけど、まさかこんなに早く連係できるとは」と喜びを隠せない様子。ラインができたことで組み立てもしやすくなったはずで、決勝も勝負所を逃さずスパートして完全優勝をつかみ取る。

　チャレンジ決勝戦は8レース。発走予定時刻は23時10分となっております。

• 選手詳細データ

• 
  照井力斗 選手岩手・121期