照井力斗は優出に向けて気合十分 ~川崎競輪~

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照井力斗
準決12Rで気合の一発を見せるか
課題は先行力だが…

 川崎競輪ガールズF2が24日(金)に行われた。A級1、2班戦10レースでは、照井力斗(岩手・121期)が豪快なまくりを決めて快勝。1、2班戦での初優出へ向けて順調な滑り出しを決めた。

 最終ホーム5番手から巻き返した照井は、一瞬別線に仕掛けを合わされてヒヤリとする場面もあったが、力でねじ伏せて快勝。前回初日7着の雪辱を果たした。
 「今日はまくりで行くってことだったんで構えたけど、緩んでたんで仕掛けたくてうずうずしてました。ホームも詰まって変なタイミングで仕掛けちゃって、ちょっと危なかった。でも、それで勝てたんで脚は結構良いですね。結構(セッティングの)ポジションを変えてて、今回はサドルを下げたんです。それが自分に合ってますね。すごい踏みやすい感じがありました。川崎のバンクも自分に相性が良いと思います」

 現在の照井の決まり手は、先行よりもまくりの方が大幅に多くなっている。好感触をつかんだのならば、そろそろ課題と向き合いたいところだ。
 「たしかにまくりが得意なのはあります。それと、1、2班になると、どうしても先行させてもらえなくなってくるんで、まくりが多くなってます。でも、やっぱりまくりばっかりで先行しないわけにはいかないし、まくりだけじゃもっと上では全く通用しない。先行してレース脚を付けることも大事だと思ってます。ただ、まだ1、2班では決勝に上がってないんで、準決を突破したい気持ちもあります。脚は悪くないんで、勝ち上がれるように頑張りたい」

 今節のデキなら初の優出の十分狙えるだろう。内容の伴った走りで、壁を突破したい。

熊谷洋祐記者

2023年11月24日 17時40分

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