会心の逃げを打った田中会心 ~青森競輪場~

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田中会心
青森バンクとの相性良好だ
「青森は走るのが気持ちいい」

 8月24日に青森競輪場でA級1、2班戦7レース制のミッドナイト競輪が幕を開けた。オープニングレースに登場した田中会心(熊本・123期)は赤板過ぎからの先行で逃げ切り勝ち。名前の通り“会心の走り”で好スタートを切った。

 後ろ攻めからいったん前へ出た時点で勝機が高まった。押さえ先行で主導権を握った田中は「(前受けの西村剛に)突っ張られると思っていた。半信半疑で前へ出た」と振り返る。先手を握ると中団並走を誘いながらのマイペース先行。「自分のペースで踏み込めた。勝てたのは展開一本」と白い歯を見せた。

 デビュー3年目で青森は4度目の登場。チャレンジでのレースを含めると10戦5勝とバンクの相性も良好だ。「この時期の青森は走るのが気持ちいい。暑くないし湿度も高くない。料理もおいしいし大好きです」。

 目指すのは3場所連続での決勝進出。準決勝7レースも走り慣れたバンクを伸び伸びと駆け抜け、格上相手に“会心の一撃”を見舞う。

小野祐一記者

2025年8月25日 02時09分

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