もう準Vはいらない

　「ルーキーシリーズ2023」最終戦決勝が3日（土）に行われる。男子の決勝戦は超激戦。中国勢が3車で結束したが、関東勢も浮島知稀（群馬・123期）と牧田悠生でラインを組んで戦いに挑む。

　浮島は前回の宇都宮と同様に連勝で決勝へ進出した。連日のまくりは迫力があるが、本人は微妙な表情を浮かべる。
　「なんかまくりの出が悪いっすね。宇都宮の時の方が調子は良かったかもしれない。前回は宇都宮だし、練習は前橋なんで、400バンクを久しぶりに走ったからっていうのもあるのかもしれない」

　適性出身ながら高い競走センスを兼ね備え、脚力は同期の誰もが認めるところ。それだけに卒記で準V、宇都宮で準Vの結果は、本人も納得いっていない。
　「宇都宮の2着が本当に悔しくて、練習もずっと優勝を意識してやってきた。少しでも優勝に近づけるように頑張りたい」
　中国勢は強力だが、牧田が浮島の番手回りを表明し、援軍を得たことはかなりのプラス材料。今度こそ悔しさを晴らし、シルバーコレクターの名を返上する。

• 選手詳細データ

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  浮島知稀 選手群馬・123期