同期封じへ浮島知稀が奮起 ~大宮競輪場~

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浮島知稀
1番車を得て戦略の幅が広がる
地元に任され積極策にこだわる

 6月10日(月)に大宮競輪場で行われている『スポーツニッポン新聞社杯』F1シリーズが開催最終日を迎える。

 11レースで行われるA級決勝に出場する浮島知稀(群馬・123期)に注目。初日は突っ張り先行で4着まで沈むも、準決勝では鋭いまくりで快勝。「初日は体が重い感じがあったけど、準決勝は(アップの)ローラーから軽かった。疲れが抜けたのかも」と体調面がよくなり、本来の力を発揮できたようだ。

 決勝は地元の金子哲大と今井聡に任され、関東ラインの先頭で先行にこだわる構えだ。
 「地元に任されたので積極的にいかないと。自分が1番車なんですね、初日みたい(突っ張り先行)なことも考えていきたい」
 対戦相手には同期の山根慶太もいる。「山根さんはダッシュがすごい。流していたらすぐに行かれてしまうと思うし、流せないですね。向こうは連勝で来ているし、完全優勝ならその分特別昇級のチャンスがでてしまう。先に上がられたくないし、ここで止めておきますよ」とルーキーチャンピオンレース以来、2度目の対戦に闘志を燃やし臨む。

角田祐馬記者

2024年6月9日 17時55分

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