ファンの声援を力に近藤保が準決勝に進出 ~松戸競輪場~

『準決勝ももう一発、恵まれたいですね(笑)』
8月24日に松戸競輪場で行われた開設75周年記念『燦燦ダイヤモンド』滝澤正光杯のシリーズ2日目の11レースに登場した近藤保(千葉・95期)はS班・郡司浩平を差し切って白星を手に、準決勝進出を決めた。
2場所前のサマーナイトフェスティバルでは鋭い伸びを披露していた近藤保であったが、「オールスターの前に左のハムストリングスの肉離れをやってしまった」とG1では結果を出せずに悔しさを噛みしめたが、「一回リズムを崩してしまったんですけど、走れる状態には戻せました」なんとか地元記念には間に合わせた。
初日は別線に内で粘られる苦しい展開となったが、外併走を耐えて直線でも鋭く伸びて2着に入線している。仕上がり自体は前回よりも良さそうで、郡司を差した結果にもうなずける。
「(郡司を差したことは)初めてじゃないですかね、たぶん。そもそも郡司君の番手を回る機会もめったにないですし、たぶん4年くらい前の立川記念以来だったと思います」と郡司が2周駆けに出たとはいえ、しっかりとチャンスをモノにして喜びを噛みしめる。
「地元記念の決勝はまだないですね。そもそも走っていないかも(苦笑)。裏のG3には呼ばれているんですけど、なかなか呼ばれなくて…」と燦燦ムーンナイトカップ(G3)には2回出場しているが、デビュー17年目にして開設記念を走るのは意外にも今回が初めて。「もう一発、恵まれたいですね(笑)」とここで満足することなく欲を出す。
準決勝の目標は初日にも連係している青野将大。今年の名古屋ダービーでも連係して白星を挙げているように大舞台での連係実績もある。S班の清水裕友もいる準決勝10レースに組み込まれたが、決勝進出を目指して持てる力を振り絞る。
2025年8月24日 22時22分
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選手詳細データ
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近藤保 選手千葉・95期