同じ失敗はしない藤田祐大 ~取手競輪場~

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藤田祐大
準決こそラインで決める競走をして地元決勝進出を狙う
自分の目で選手の動きを確認する

 取手競輪場では10日、FⅡ12レース制によるモーニング開催の初日が行われ第3レースでは地元の新人・藤田祐大(茨城・125期)がまくって快勝した。
はたから見れば何のこともないレースに見えそうだが藤田は「やらかしました」と反省する。

 レースは初手で藤田は前受け。モニターの映像を見て選手の動きを確認していたが、モニターでは実際の動きとコンマ何秒かの誤差があるという。
それで藤田は別線の猪野泰介(山形・111期)に赤板過ぎに前に出られてしまった。
「(赤板前の)4コーナーで動きがあって反応が遅れてしまった。(モニターに)頼りすぎた。引くのも遅かった」と悔やむ。
「本当は突っ張ってラインでゴールを決めたかった。これでは一着を獲っても…。ラインで決めないと」。
確かに追走していた管藤智(群馬・95期)と長谷川辰徳(埼玉・89期)で連独占とはならず、藤田としては喜べないだろう。
「これからは自分の目で確かめます。同じ失敗はしない」。今シリーズの藤田の目標は地元での決勝進出。そしてラインで決めることができれば今度は満面の笑顔が見られるはずだ。
 

木村貴宏記者

2024年8月11日 00時32分

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