自分を信じて走る藤田祐大 ~取手競輪場~
もう後ろは見ない
取手競輪場では28日からチャレンジ戦でのモーニング開催が行われている。初日の第5レースでは藤田祐大(茨城・125期)が前受けから突っ張っての逃げ切り。地元での白星発進を決めた。
藤田は初日の競走を振り返るというよりも前回の高松の反省を踏まえながらの話をする。「前回はダッシュがないのに見せようとしたり、ただでさえ下手なのに後ろを気にし過ぎて失敗した。だから、自分を信じて走ります。自分の脚を信じて」。
前検日には昨年9月函館で落車したことにも触れ「右手親指付け根の脱臼骨折と靱帯を断裂するけがで握力は70キロから5キロに落ちた。一応両利きなので何とかなった。箸を持つのは左利きです。落車してから自信を無くしていたが7、8割は戻ってきた。それは言い訳にしたくない」と今開催の地元にかける思いは強かっただろう。
今回の地元戦については「地元では走り方も慣れている。負けられないし負けたら脚がないだけ。怖いとか考えずに駆けたい」と気持ちも強くなってきた。
準決はメンバー的にも関東3車で連係と思っていると、そこに岡田雅也(高知・88期)も加わりラインは4車になった。
「4車は大きいですね」と藤田。競走ではもう後ろは見ない。自信を持ってひたすら前へ進めば地元での決勝進出が見えてくるはずだ。
2025年1月28日 17時13分
-
選手詳細データ
-
藤田祐大 選手茨城・125期