市田龍生都が初V達成 ~松戸競輪~

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市田龍生都
喜びのVサイン
文句なしの完全V

 松戸競輪F2ガールズナイターは、1月6日(月)に最終日が行われた。チャレンジ決勝戦8レースは、早期卒業生の市田龍生都(福井・127期)が圧巻の逃げ切りで完全Vを決めた。

 中島淳や、中島竜誠といった同世代の若手がいても、市田の実力が何枚も上だった。赤板2コーナーから仕掛けると、怒涛の加速を見せて最終ホームで先頭へ。そのまま後ろを引き離して、9車身差を付ける完勝だった。大雨もまったく問題にせず、3連勝のVゴールを駆け抜けた。

 「(完全優勝を)勝ち取れて良かったです。雨だったんで、重くなるかなと思ったけど、脚見せの段階から、脚当たりが軽く感じたし、バンクコンディションは良い方なのかなと思った。自分の状態自体も、良かったんだと思います。ただ、(中島)淳さんと、仕掛けるタイミングが一緒になって、強めにダッシュしたときに後輪が横滑りした。一瞬ヤバいと思ったけど、すぐに頭を切り替えて、ホームで捕らえられたんで良かったです」

 プレッシャーのかかるデビュー場所が終わり、次走は2月9日からの松阪F2を予定している。そこでもきっと、規格外の走りを見せてくれるはずだ。

 「1月の半ばから、伊豆に拠点を移す予定です。まだ正式にナショナルチームにメンバーとして加入したわけではないですし、今後の詳しい競技の日程は自分にもわかりません。松坂でもしっかり全力を出せるように、ナショナルチームで、最先端のトレーニングを積んでいきたい。S級までは、負けずに行きたいですね」

 前評判以上の強さを見せつけたデビュー戦が終わった。S級特進、そしてその先へ。ニュースターの活躍から、目が離せない。

熊谷洋祐記者

2025年1月6日 21時05分

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