特別昇班がかかる三木健正 ~取手競輪場~

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三木健正
決勝は激戦だが乗り越えて特別昇班を決める
125期13人目の特別昇班へ

 取手競輪場では1月1日から『¥JOY×プロスポーツ杯』が行われており、2日目の開催では新人の三木健正(岡山・125期)が前受けから突っ張った加賀美智史(山梨・87期)をまくり8連勝を決めた。

 三木は準決を振り返り「キツかったですね。後ろからになったので、ホームでカマす作戦だったけど、まくりになってしまった」。
12月伊東、別府で完全Vを決め今シリーズの取手も完全Vなら9連勝で特別昇班を達成する。
決勝に関しては「準決は緊張したけど、決勝の方が緊張しないと思う。今までは5連勝が最高で、特別昇班を狙う機会はなかった。
実感はないが、いつも通り主導権を取って前々に攻めることができれば」と自然体の競走だ。
特別昇班を狙う立場なら勝ちを意識してまくりになる選手も多そうだが、前検日には「脚質的にもまくりより先行した方が力を発揮できる」
と話すのだから、持ち味を出すためにも決勝での先行策もありだろう。

 今後は「持ち味の地脚を伸ばしつつも、ダッシュ力も付けていきたい」と話す三木は沖縄水産高校の野球出身だが、
父が健治(沖縄・73期)で競輪は身近な存在だろう。まずは特別昇班を決めてさらに力を付ける。



 

 

木村貴宏記者

2025年1月2日 18時20分

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