3年ぶりに早期卒業生が誕生 ~JKA~

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5人目の早期卒業生として、会見を行った市田龍生都
127期の市田龍生都が早くも1月にデビュー

 12月23日に静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所で早期卒業を果たした127回生の市田龍生都(福井)が、同日、都内JKAにてお披露目会見を行った。
 早期卒業制度での卒業は、117期の菊池岳仁、寺崎浩平、121期の中野慎詞、太田海也に次いで5人目。デビューは25年1月4日からの松戸が予定されている。
 市田は在所中の9月の全日本自転車競技選手権でも1㎞TTを優勝し、ケイリン、スプリントの2種目では準優勝の成績を収めた。養成所では2度のゴールデンキャップを獲得して、400mTTでは菊池の持つ記録を塗りかえて養成所レコードを叩き出した。父であり師匠でもある佳寿浩(76期、引退)は、10年に寬仁親王牌を制し、ビッグ通算3度の優勝を誇るタイトルホルダーだ。
 「グランプリを獲って父を超える存在になりたい。勝ち方にはこだわりたい。流れで勝っちゃったとかではなく、勝つべくして勝ちたい。父を超えてその先にいきたい」と、父と同じように勝利に対する哲学を持っている。
 「(早期卒業は)うれしい反面、生活面でも楽しい仲間がいるので、さみしい気持ちもあります。(同期で)いち早くデビューするので、127回生の先頭として頑張っていきたい。デビュー戦の松戸では、これが早期卒業の市田龍生都だっていうところを見せつけたい」
 競走訓練では38戦29勝と圧巻の戦績。松戸でのチャレンジはあくまで通過点。まずは3連勝で福井の市田龍生都をアピールしよう。

竹内祥郎記者

2024年12月23日 18時05分

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