三木健正が特別昇班を達成 ~取手競輪場~

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三木健正
同期を寄せ付けず押し切って、勝負のレースを制す
同期対決に勝利して特別昇班

 1月3日に開催最終日が行われた取手FIIの第9レース・チャレンジ決勝に出走した三木健正(岡山・125期)が、絶好の展開を生かして逃げ切り優勝を果たした。これで三木は12月伊東FIIモーニング、同月別府FIIモーニングに続き3場所連続での完全優勝を達成して1月4日付けでA級2班への特別昇班を決めた。

 レースは、「いつも通り主導権を取って前々に攻めたい」との戦前のコメント通り、三木は赤板で貝原涼太(栃木・125期)を押さえて先頭に立つ。貝原は中団まで引くが、岡山ラインに乗ってきた単騎の森崎英登(愛知・125期)と3番手で併走になる。打鐘が鳴っても誰も動く気配はなく三木も流しぎみ。最終ホームで後ろを警戒しながらそのまま先行に入った。1コーナーから森崎がまくっていくが番手の小林健(岡山・67期)の横までしか車が進まない。ゴール前では後方から佐々木亮太(青森・125期)が大外を強襲するも届かず三木が押し切って優勝を果たした。

 三木はS級でも活躍した健治(沖縄・73期)を父に持つ二世レーサーで、養成所の記録会では2度のA評価を出した好素材。デビューしてからは持ち味の持久力を生かして、ここぞという場面で仕掛けていく度胸の良さを披露してきた。「将来はS級で長年活躍できるような選手を目指して頑張りたい」と話していたが、着々と目標に向かっている。

長野由香記者

2025年1月3日 16時29分

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