坂井洋と出会い競輪選手になった貝原涼太 ~取手競輪場~

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貝原涼太
パワーを付けて偉大な師匠の坂井洋に追いつきたい
今は早くパワーを付けたい

 取手競輪場では明日9月1日からチャレンジ7R制のモーニング開催が始まります。ここでは貝原涼太(栃木・125期)を取り上げてみたい。

 貝原は福岡県出身だが、日本大学で後の師匠となる坂井洋(栃木・115期)に出会ったことがきっかけで競輪選手になった。「高校の時に選手を目指そうとしたが、パワーが無いとあきらめていた。でも大学の時に坂井先輩に出会って、もう一度選手を目指そうかと。12年かけたんですけど。坂井さんが誘ってくれた」と話す。
 貝原は栃木県宇都宮市を本拠地とする自転車ロードレースのプロチーム、宇都宮ブリッツェンの一員で坂井洋も属している。「そこは地域活動の一つとしてやっていきます。でも競輪とは違うロードの自転車なのでキツい部分もありますね」。

 本業の競輪の方はどうだろうか。「パワーが無いと厳しいのでなるべく早く持久力を付けていきたい。坂井さんに付いて行ければ」とすでにトップクラスで走っている師匠を信じ自らも力を付けたい。
 前回の函館のレースに付いても聞いてみたが「3日間バックを取れたのは良かった。でもパワーが足りない」とここでも、パワーが課題だと話してくれた。
それでも本デビュー後は4開催走り3回の優参。まだ優勝はないが着実に力を付けていけば、初Vもそう遠くないだろう。貝原の走りに期待したい。

木村貴宏記者

2024年8月31日 19時15分

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