競走で色々試して経験を積む川越宏臣 ~取手競輪場~

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川越宏臣
色々と試しながら力を付けていく
陸上出身でダッシュには自信がある

 取手競輪場では1日から7レース制によるモーニング開催が行われており、5レースでは川越宏臣(東京・125期)打鐘前で仕掛け叩いて先制。立て直し追い込んだ瀧野勝太(群馬・92期)には差されたが2着に逃げ粘った。

 川越は決まり手に幅があるが前回の西武園最終日でも負け戦だったが逃げ切った。「突っ張って2周駆けでした。いつかやらないととは思ってたけど思ったより余裕があった」と自分の仕掛けにもバリュエーションを増やしている様子だ。
初日の話に戻すと「見てしまって変なレースになるとダメ。変に構えるよりも早めに行った方が良いと思った」と積極性が増している。
「やってみないと分からないことがあるし、先を見ずに目の前のレースを」と一戦一戦戦っていく様子だ。

 川越は常々「ダッシュには自信がある」と話す。それは「大学まで陸上をしていた。それが生きている」のもある。
「走り幅跳びで僕は東海大でしたが師匠の内田玄希(東京・94期)も日大で走り幅跳びの選手。師匠にはもちろん練習も見てもらっています」。同じ競技だからこそ分かり合える所があるのは強みだ。
「線が細い。体を作っていかないといけないし、苦手な所があるので改善していかないと」。それでも今では実際のレースで試しており、経験を積んだ時は新たな力となるだろう。
川越の今後の成長が楽しみだ。

木村貴宏記者

2024年9月1日 17時10分

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