中石湊がS級特別昇級を狙う ~取手競輪場~

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中石湊
決勝も自分らしく走りS級特別昇級を決める
まくりはいつでもできるから積極的に

 取手競輪場で行われているモーニング7は6日に2日目を終了。準決勝の6レースでは中石湊(125期・北海道)がまくり快勝。本デビューからは負けなしで特別昇班を決めたあとは8連勝。決勝も勝てば3連続完全VでS級への特別昇級が決まる。

 レース後に関しては「準決は黒瀬(浩太郎・123期・広島)さんの後ろが空いたけど、はまっても良いことはないので休まず行きました。でも様子を見すぎてしまいました。決勝はもっと、でも焦らずに行きたい」
と積極的に仕掛ける構える様子だ。
 
 特別昇級や特別昇班に関しては狙って走る選手も多いし、だからこそまくりで狙う選手もいる。しかし、中石は力を出し切る競走、積極性にこだわってきた感じがある。これは何故だろうか。
「勝ちたいと思っているし、S級特別昇級も狙っている。でも、行けるのに行かないのは自分は好きではないし、番手にはまったとしても人のペースにはまった方がしんどい。在所時も単騎でも逃げていました。
自力の人の動きを見ておけばいいと思って。それにまくりはいつでもできるから積極的に行くことを心掛けたい」。自分の競走をした方が自信があるのだろう。

 これからの課題とほんの少しだけ気は早いがS級について聞いてみた。「課題はレースはなったことが無い経験(展開など)が多いので落ち着いて走りたいですね。
S級になったら9車立ての競輪が多くなる。2分戦のケースも少なくなるし、逃げて決まりやすいと思う。今より先行しやすくなるし、まっすぐ走った方が良い。流れに乗って走れる様に」。

 現在、中石はナショナルチームのBで強化指定選手の一人。125期は同じくナショナルチームBの森田一郎(埼玉)、阿部英斗(福岡)もいて好素材は多い。それでも中石は決勝でも勝って125期の中でS級一番乗りを決める。
運命の一戦は6日の第7レース10時30分に発走予定。エンジョイサイトでは5分前が発売の締め切り時刻になります。

木村貴宏記者

2024年10月5日 18時20分

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