谷内健太が特別昇班を達成 ~宇都宮競輪場~

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谷内健太
まくり一撃で別線をねじ伏せ特別昇班
京都のニューフェイスが特別昇班

 12月8日に開催最終日が行われた宇都宮FIIの第9レース・チャレンジ決勝に出走した谷内健太(京都・125期)が豪快な中団まくりを決めて優勝を果たした。これで谷内は11月熊本FIIモーニング、岐阜FIIミッドナイトに続き3場所連続での完全優勝を達成して12月9日付けでA級2班への特別昇班を決めた。
 
 レースは打鐘で志田愛希飛を今井希が押さえて先頭に出る。一度下げた志田だが、ホーム手前で今井を叩き返して主導権を奪う。俊敏に中部勢へ切り替えた谷内はバック手前でまくっていく。出だしはあまり車が出なかったが、徐々にかかっていって、2センター、4コーナーと伊東佑晟の再三の大きなけん制にも止まることなく、ゴール前で逃げ粘る志田をとらえてみせた。

 自転車競技の中長距離種目で高校や大学では名を馳せた実力があり、デビュー後は怒涛の白星ラッシュ。レース打ち切りをはさんで11連勝して臨んだ9月和歌山FIIでの特班は逃したが、2度目の挑戦でリベンジを果たしてみせた。また、この後には12月15日の玉野記念最終日に実施されるレインボーカップ・チャレンジファイナルにも出走が予定されていたが、走ることなく2班への昇格となった。1、2班の舞台でも伝統ある京都の魂を受け継ぎ、積極的な競走を見せてくれるだろう。

長野由香記者

2024年12月9日 16時02分

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