地元の新旧S班連係 ~防府競輪12R~

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桑原大志
清水裕友との連係へセッティングを修正して臨む
桑原大志が清水裕友との絆を語る

 防府競輪開設70周年記念『周防国府杯争奪戦』は11月2日に二次予選を迎える。
 2年振りに地元記念に参戦している桑原大志(山口・80期)。昨年は地元の顔とも呼べるS班だったが、寬仁親王牌で落車して入院。(地元)記念の欠場を余儀なくされた。当時の清水裕友(山口・105期)との心温まるエピソードを前検日に語ってくれた。「昨年は清水が病室に見舞いにきてくれて『絶対取ります』って言ってくれた。病室で観戦していたけど、優勝してくれて凄い嬉しかった。泣かなかったけどね。来年はこの子と一緒に走りたいと思った」。
 清水はその後、グランプリにも出場し、輪界最高峰のS級S班に上りつめた。地元が誇る新旧S班の2人。今年はまだ1度も連係が実現していないが、遂に桑原の念願が12Rの二次予選Aで叶う。「やっと叶ったかなって。初日のままでは迷惑をかけてしまう。セッティングを修正して自分のやれることをしっかりと」。万全の状態で臨む桑原と地元のエースに成長した清水が美しい連係を決めてくれるだろう。

小山裕哉記者

2019年11月1日 18時55分

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