菅田壱道が2年ぶりのGⅢ制覇 ~久留米競輪場~

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菅田壱道
賞金ボードを掲げて記念撮影
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ゴール線を目がけてハンドルを投げる3番車・菅田壱道選手
高校の後輩を目標にV

 久留米競輪場を舞台に第10回『国際自転車トラック競技支援競輪(G3)』決勝が3月22日(日)に行われ、菅田壱道(宮城・91期)が番手まくりで3度目のGⅢ優勝を遂げた。

 レースは後ろ攻めの藤井栄二が赤板過ぎに切った所を櫻井正孝が打鐘を目がけて一気に先制。最終ホームを一本棒で通過すると、立て直して中団からまくってきた藤井に合わせて菅田壱道が番手まくりを敢行。そのまま後続の追撃を振り切ってゴールした。

 「久留米は思い出のバンク(2009年6月久留米記念『第16回中野カップレース』制覇)ですから。(櫻井正孝の)あの仕掛けだけは作戦になかったけど、前のスピードが上がる中で切った正孝は良い判断だった。その後は自分の判断でしたね。すぐに(藤井君が)仕掛けてきたので。正孝の頑張りのおかげ。正孝の気持ちが嬉しい。高校のひとつ下の後輩でもあるし、インターハイでも一緒に優勝を獲っている。自分で獲る記念とは一味違うし、自分で獲るよりも嬉しい。後輩の気持ちも乗っかっているので。(5月の静岡)ダービーでホームランを打ちたいので、この優勝は弾みが付く」。

 また今シリーズも新型コロナウイルス感染症拡大防止のため無観客で行われ、4日間の総売上は11億2599万6600円。
 目標金額の12億円にはわずかに届かなかった。

池端航一記者

2020年3月22日 17時28分

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