3度目の正直で地元Ｖへ

　4月10日、いわき平競輪場にて開催が行われた。チャレンジ戦の5Rに出場した地元の石井洋輝(115期)は押さえにきた竹下翔を突っ張り切ると、気持ちの入った先行でワンツースリーフォーまでラインの全員を準決勝へ導く好走を見せた。これで3度目の地元戦。これまでも無傷で決勝まで上がるものの、優勝を逃している。前回と同様に、前川大輔との連係を期待されるだけに、初の地元Ｖに向け闘志あふれる走りを見せよう。

　レースを終えた石井は「今の現状で僕らができることは、一走、一走、気持ちを込めて走ること。競輪業界も元気がなくなっている中、ファンの方々に少しでもパワーを届けたい。外出自粛で数少ない娯楽ではあるが、ほどほど(財布を苦しめない程度)に楽しんでもらえれば（笑）」と笑顔で取材に応えてくれた。