29日からミッドナイト競輪 ~小倉競輪場~

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伊藤颯馬
スピードあふれる走りが魅力の伊藤颯馬選手
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齋木翔多選手は今シリーズも積極策を貫く
ミッドナイト競輪の売り上げ記録更新なるか

 明日、29日から小倉競輪場でミッドナイト競輪が開幕する。今シリーズは1、2班戦の7R制開催。今月25日から開催された玉野ミッドナイト競輪では1日の売り上げ、3日間の総売り上げでミッドナイト競輪の記録を更新したばかり。その記録を塗り替えて、競輪界に明るい話題を提供しようと選手、関係者の鼻息は荒い。
 特選クラスの機動型の欠場が相次いだことで、今シリーズは115回生の若手機動型が優勝争いの中心になりそう。なかでも昨年8月の特別昇班から1、2班戦でも3度の優勝を誇る伊藤颯馬の走りが注目を集める。今シリーズは「3、4日ぐらい前に連絡が来た」という追加参戦だが、コロナウイルスの影響で開催中止が相次ぐなかで参加できる貴重なレース。「いつも調整とかあまりしてないので、(追加でも)いつもどおりですね。練習はバッチリ。それに小倉も好きなんで」。狙うはもちろん優勝だ。
 齋木翔多は1月に特別昇班してから6戦で3度の決勝進出。積極的な仕掛けで1、2班戦初優勝を狙う。
 「(4月奈良が中止になったが)いつもどおり練習してました。追加だけど疲れも感じてないし、ミッドナイトはゆっくり休めるので大丈夫です。1、2班戦に上がってからは決勝に上がれたり上がれなかったり、1着もだいぶ減ったので苦戦してるんじゃないですか。でも目先の勝利にこだわる時期じゃないので、先行でちゃんと力を付けたい。同期の2人とはデビューしてから初。力を出して自分のレースで勝ち上がれればいいですね」
 2月に特別昇班したばかりの松坂侑亮の勢いも侮れない。
 「(4月川崎が中止となり)1カ月ぶりのレースだけど、練習はできてるのでどれだけ自分の力が出せるか。開催中止が多いし、ここを走れるのはありがたいですね。小倉は試験以来だけど、走りやすくて相性はいいほうだと思う。自分の脚質を生かして走れれば」
 他にも今期優勝3回で1月防府の最終日から確定板を外していない山口貴弘や高市訓但、高比良豪と好メンバーがズラリ。明日は伊東に佐世保ナイター、小倉ミッドナイトと久しぶりに1日中競輪が楽しめる。貴重な1日を締めくくるのが小倉ミッドナイト競輪だ。

音無剛記者

2020年4月28日 19時25分

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