金子幸央が特別昇級 ~平塚競輪場~

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圧倒的なスピードでS級でも暴れる
冷静な立ち回りで決めた

 金子幸央(栃木・101期)が、12月6日の平塚競輪の最終日12レースのA級決勝戦で優勝した。今期は3場所連続の完全Vを最後の場所で2度失敗していたが、11月の西武園、同月の取手に続く3場所連続の完全優勝でS級に返り咲いた。 

 レースは同門で連係した阿部架惟都(宮城・115期)が阿部拓真(宮城・107期)を連れて打鐘から主導権を握った。前受けから後方まで下げず中団取りに成功した金子には好展開。最終ホームで原田亮太(千葉・115期)が強引に宮城勢を叩いて阿部拓がスイッチして踏み上げたが、真後ろに付けていた金子が大外を踏み込んでゴールに一番乗り。

 「前取って引いて行ける所からって作戦だったんですが、予想以上にいい展開になってラッキーでした。1月からS級だったんですが、1カ月早くなって良かったです。S級ではこれまで通り総力戦で頑張ります」
 
 来期のS級復帰は決まっていたが、特別昇級を果たしたのは大きい。賞金的にも来年5月に京王閣で行われる日本選手権(ダービー)出場が叶いそうだ。A級で勝ちクセを付けたことは、S級でも生きるはずで目が離せない存在だ。

永岡孝史記者

2020年12月6日 18時19分

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