卒業記念レース初日 ~日本競輪選手養成所~
119、120回生のトップはともに連勝
26日、静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所で第119回生(男子)、第120回生(女子)の卒業記念レースの予選の1、2回戦が、JKA400で行われた。119回生では在所ナンバーワンの犬伏湧也(徳島)をはじめ、志田龍星(岐阜)、上野雅彦(香川)、窪木一茂(福島)の4人が連勝で27日に争われる準決にコマを進めた。また、予選3回戦を翌日に控える120回生は、吉川美穂(和歌山)と飯田風音(埼玉)が連勝で初日を終えて、吉川は在所トップの存在感を見せた。
27日には119回生で準決、決勝、120回生は予選3回戦と決勝が行われ、それぞれの卒業記念チャンプが決まる。
適性試験で入所した犬伏は、師匠の阿竹智史同様に野球で培った高い身体能力で、競走訓練ではまくりを主体に勝ち星を量産した。
「適性で入ったので、とにかく練習についてくこともそうですけど、強くなりたい一心で訓練をしてきました。(予選の2走は)自分自身の持ち味は出せていると思うので、明日(準決以降)の競走も自分の持ち味をしっかりと出せるように頑張っていきたい」
犬伏とは対照的に、120回生、在所1位の吉川美穂は、ロードを含めた豊富なアマチュア経験がある。3回の記録会すべてでのゴールデンキャップ獲得はならなかったものの、2度のゴールデンキャップを獲得した。
「いろんな道を歩んで、最終的に競輪選手の道に戻ってきた感じです。養成所でゴールデンキャップを3回獲ることを目標にしてました。得意な戦法はとくにないですけど、養成所では追い込みが多かったかなと思います。先行もまくりも追い込みも、どんな戦法でもできるように走っています」