卒業記念・決勝 ~日本競輪選手養成所~

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120回生のクイーンに輝いた西脇美唯奈候補生(写真右)と119回生チャンプの桑名僚也候補生
在所ナンバーワンはともに5着に敗れる

 26日から静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所で行われていた第119回生(男子)、第120回生(女子)の卒業記念レースは、27日の午前に119回生は準決、120回生は予選の3回戦が争われ、それぞれの決勝メンバーが決まった。勝ち上がりと同じく同所のJKA400で午後に決勝が行われた。119回生は、逃げた山根将太(岡山)を4番手からのまくりで仕留めた桑名僚也(埼玉)が優勝。70回生の関靖夫(引退)に次いで、埼玉から2人目の卒業チャンプの座に輝いた。完全Vがかかっていた在所トップの犬伏湧也(徳島)は5着に敗れた。
 また、在所1位の吉川美穂(和歌山)と、同2位の飯田風音(埼玉)が後方でけん制する流れになった120回生の決勝は、最終バック手前からまくった内野艶和(福岡)のまくりに乗った西脇美唯奈(愛知)が追い込んで優勝。女子では、116回生の鈴木樹里以来、愛知から2人目のクイーンが誕生した。
 119回生(70人)、120回生(21人)は3月1日の卒業式で養成所を旅立ち、それぞれのトレーニング環境で5月からのデビューに備える。


【桑名 僚也(在所3位)】
 「風が強かったんで、(決勝は)前の方に構えて様子を見ながら自力をちょっとでも出せればいいなと思ってた。(最終)バックから自力をちょっとだけ出して、1着を取れたんで良かったです。これからプロデビューということで一つ一つのレースで自分が1着を取れるように。そしてビッグレースでも勝てる選手になりたい」


【西脇 美唯奈(在所8位)】
 「昨日が雨で今日は風が強いなかだった。自分は風が強いのが苦手で不安だったんですけど。予選の1、2回戦は自分の思う通りには、できたんじゃないかと。決勝には乗れただけでもうれしかった。あとはレースの展開を見ながらできたらと思ってました。いつかはグランプリで優勝できる選手になりたいです。自分の長所は人よりも元気なところです(笑)」

竹内祥郎記者

2021年2月27日 19時11分

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