6月26日に初日が行われた奈良競輪FIナイター第11レースで3連単、3連複の車券が不成立で払い戻しとなった。6車立てのレースだったが、4名が落車。予選3着のうち2名が準決勝に勝ち上がれる概定番組にも、1周以上を残した地点での落車だったため誰も再乗できなかった。

　レースは、赤板と同時に中井俊亮（奈良・103期）がカマすと、叩かれた嶋田誠也（福岡・109期）は引かずに番手に飛び付く。しかし、嶋田は打鐘3コーナーで外の元砂勇雪（奈良・103期）を巻き込んで落車。後続の選手も乗り上げた。逃げる中井と、大きく外に落車を避けた宮越孝治（富山・82期）の2人だけの競走となり、そのままの態勢でゴールした。